コデイン含有の市販薬は何?どれに入っている?大人は飲んで大丈夫なの?

この記事は3分で読めます

こんにちは。かっぱぺんぎんです!

 

みなさんは風邪をひいたときって、
どうやって治そうとしますか?

病院に行く人もいれば、
市販の薬を飲んで様子を見る人も
いると思います。

 

ちなみに私は、
風邪ひいたなーと思ったら、
とりあえずポカリを飲むようにしています。

最近はそれで何とかなることが多いので
いいのですが、
どうしても自分で対処しきれない!
というときは、医者や薬の力を頼っちゃうだろうな。。。

 

そんな薬に関して、
気になるニュースが報道されました!

それは、
「コデイン含有薬を12歳未満の児童に
使用することを
禁忌とする!!」

というもの。

”禁忌”って言われるのって
相当危険な副作用があるということですよね。

なぜコデインがダメなのか?
そして、どんな市販薬に入っているのか
調べてみました!

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コデインって何?なぜダメなの?

コデインとは、
咳を抑える事を目的に使用される成分で、
咳止めに使われることが多いです。

 

麻薬性鎮咳成分として
中枢神経や末梢神経に作用し、
咳を抑えることが出来るという仕組みなのです。

このコデインを含む医薬品を服用することで、
呼吸困難の副作用が出る恐れがある
として
2017年6月22日に厚生労働省が
使用の制限を発表しました。

 

2019年に添付文書を改訂するよう
製薬会社に指示を出すとのことですが、
それまでは12歳未満には使用しないよう
注意を呼び掛けています。

 

咳を止めるために飲んだ薬が
呼吸まで止めてしまうなんて恐ろしいですよね。

これまでに重い副作用が出た例は
一体どれくらいあるのでしょうか?

 

国内での副作用被害状況は?死亡例はある?

コデイン含有薬服用による
重い副作用の報告は
国内で4例発表されています。

急性呼吸不全などの症状が出たとのことですが、
死亡例はないとのことです。

 

しかし、欧米では死亡例が報告されており、
日本でも12歳未満の使用を禁忌とする
流れとなりました。

 

アジア人は欧米人よりも
遺伝的に呼吸抑制が起こりにくいらしいのですが、
それでもやはり、命にかかわる恐れのある
副作用があるというのは不安ですよね。

小さいお子さんをもつ親御さんは
市販薬を購入する際、
特に注意したいものです。

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どの薬にコデインが入っているの?

現在流通しているコデイン含有薬品は、
医療用で65、一般用で約600も存在します。

そのすべてを一つ一つ上げていくのは
大変なので書いていくことはしませんが、
注意してもらいたいのが

「咳止め作用、鎮咳薬」
と書かれている薬です。

 

成分としては

・リン酸コデイン
コデインリン酸塩水和物

と書かれていることが多いです。

 

咳止めの薬の主成分は
だいたいコデインなので、
成分表の上の方から見ていくと
分かりやすいと思います。

 

シロップタイプの薬には
”濃厚ブロチンコデイン”
が含まれていることがあります。

こちらは昨年秋に製造が中止されているので、
新たに購入することはないと思いますが、
自宅に薬を買い置きしてある人は
良くチェックしてみてください。

 

自分が買おうと思っている薬に
コデインが入っているかどうかわからない。
という不安をお持ちの方は、
薬剤師に相談するのが一番いいと思います。

 

子供でも服用しやすい
シロップタイプの咳止め薬には
主成分にコデインが入っていることがほとんどです。

シロップタイプの薬って
甘いものが多くて
ついつい飲みたくなっちゃいますが、
飲みすぎにも注意です。

 

大人は服用して大丈夫?

現時点で大人のコデイン含有薬品の
使用制限は設けられていません。

適量を服用すればよい効果が得られるものでも、
服用し過ぎれば毒になるということですかね。

コデインの場合はまだ体が未発達な
子どもにとって危ないもの
という認識なのだと思われます。

 

不安だという方は医師や薬剤師に
相談してみましょう。

 

まとめ

今回はコデインを含む
医薬品についてまとめてみました。

薬って開発当初は
「素晴らしい!効果だ!」
と絶賛されたものでも、

使用する患者が増えるほど
治験では分からなかった
重い副作用が発覚し、
使用が中止されるという例が
これまでにもありましたよね。

 

今回のコデイン12歳未満服用禁忌
のニュースは、
知らない人が身近にもいるかもしれません。

こういった情報を共有しあうことで
子どもたちを味わう必要のない
苦しみから救うということもあります。

ちょっとした話題に
こういう話をしてみてもいいかもしれませんね♪

 

咳止めは風邪をひいたときに
服用するということが多いと思いますが、
風邪関係の薬は
家に常備されているという方も
いらっしゃると思います。

 

自宅に保管してある薬の成分を
この機に確認して、

子どもが使用しても大丈夫なものと
そうでないものを分けておくと
いざというときに
間違って服用することを防げそうです。

 

薬の服用方法は発売から数年後に
変更になることがあるので、
こういうニュースは聞き逃さないようにしたいですね。

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    • 通りすがりの薬売り
    • 2017年 6月23日

    「ジヒドロコデインリン酸塩」ですが、今回問題となった「コデイン」(リン酸コデイン、コデインリン酸塩)とは別の化合物です。
    なので、今回の規制対象ではありません。

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