こんにちは。かっぱぺんぎんです!
2014年に代々木公園を中心発生した
デング熱の流行をみなさんは覚えているでしょうか。
日本では聞きなれない病の名前に
日本中が恐怖しましたよね。
私はデング熱の流行がもう3年前なことに
今書いていて驚いています。
つい最近の事だと思っていましたが、
3年前の出来事だったんですね・・・
生物が人間の命を脅かすということは
決して他人事ではなく、
いつ自分の身に襲い掛かっても
おかしくはないのです。
今回は神戸で発見された
”ヒアリ”についてまとめてみました。
この危険生物に出会ってしまった場合、
どうすればいいのでしょうか?
ヒアリとは?どんな生物なの?
ヒアリとは南米大陸原産のアリで、
別名「アカヒアリ」、「火蟻」とも呼ばれます。
漢字で「火蟻」と書かれるように、
刺されてしまった場合には
やけどのような強い痛みが発生します。
最悪の場合、命を落としてしまうこともあることから
「殺人アリ」との異名も持っています。
体は赤茶色(赤褐色)で、体長は2.5~6ミリ
という小さなアリです。
※以下アリ写真注意!!
これがヒアリです↓
刺されるとやけどのような激痛が走る。毒針で何度も刺すほど攻撃性が高く、かゆみや動悸などが引き起こされ、アナフィラキシーショックによる死亡例もある・・・マジですか!(怖
→ 強毒「ヒアリ」国内初確認 環境省「侵入否定できぬ」 https://t.co/JTHk5pbfRf pic.twitter.com/4et0ysckN6— 伊丹和弘@マリサポ兼記者 (@itami_k) 2017年6月13日
出典:Twitter
アリって黒い体のイメージがある方が多いと思うので、
こんなアリを見つけたら
すぐに「ヒアリではないか?」と疑ってください。
捕まえようとしたりしてはだめですよ!
日本で現在発見されている場所はどこ?
現在(2017年6月20日)ヒアリの姿が確認されているのは、
兵庫県尼崎市および神戸ポートアイランドです。
中国から運び込まれたコンテナから
付いてきたものと考えられており、
他の地域では今のところ姿は確認されていません。
しかし、成虫や卵が大量に見つかったにもかかわらず、
女王アリが見つかっていないとのことです。
見つかった成虫たちは既に駆除済みとのことですが、
女王アリが見つかっていないというのは怖いですね・・・
兵庫県周辺の人は特に注意をした方が良さそうです。
ただ、今回は兵庫県で見つかったことがニュースになっていますが、
今後別の場所でも同じように発見される可能性は
十分あります。
輸入品を扱う場所(港や空港)・物に対しては
今後も注意していく必要があると考えられます。
※2017年6月30日追記
名古屋港にてコンテナからヒアリが確認されました。
これ以上広がらないと良いのですが・・・
※2017年7月4日追記
大阪にてヒアリの女王アリの死骸が
発見されたとの報道がありました。
近畿地方で繁殖している可能性があるので、
周辺地域にお住まいの方、
お出かけの予定がある方は注意してください。
※2017年7月10日追記
東京でもヒアリが確認されましたね。
いずれも中国からのコンテナで、
既に日本各地で増殖している可能性があります。
実は数年前からいた・・・
なんてことでないと良いのですが。
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ヒアリを見つけたらどこに通報すればいい?
ヒアリは非常に強い毒性を持つ生物であり、
攻撃性も高いため、
発見しても決して触ろうとしたり、近づいては行けません。
素人が処理できるような生き物ではないため、
ヒアリを見つけた際には特定の場所に通報してください。
環境省の発表では、
ヒアリ発見時は「管轄区域の環境省地方環境事務所」
に通報してくださいということです。
こちらが連絡先のURLです↓
http://www.env.go.jp/region/index.html
もしこの記事を読んでくださっているのが
ヒアリ遭遇前ならば、
事前に自分の住んでいる地域の
地方環境事務所をチェックして、
ブックマークしておくと便利だと思います。
とはいえ、地方環境事務所なんて
初めて聞いたという方も多いでしょうし、
ぱっと思い出せないこともあると思います。
そうした場合は、
お住まいの地方自治体を
経由して通報してもらうという手を取っても良いと思います。
一刻も早く通報・処理することが重要ですからね。
まずは自分の身の安全を確保し、
それから通報するようにしましょう!
刺されてしまったときの対処法
ヒアリが近くにいることに気が付かず、
刺されてしまったという場合の対処法について
記しておきます。
◆刺された直後
20~30分安静にし、体調の変化を観察します。
軽度の症状(痛み、痒み)のみの場合は、
ゆっくり病院へ向かっても大丈夫のようです。
◆急変した場合(じんましん、呼吸困難、意識低下など)
アナフィラキシーショックの可能性があり、
症状が急速に進むので非常に危険な状態です。
どこでもいいので一番近い病院を受診し、
アリに刺されたことと、
アナフィラキシーショックの可能性があることを伝えます。
救急外来のある病院だとより良いです。
まとめ
今回はヒアリを発見した場合の対処法について
まとめてみました。
今はまだ兵庫県内の一部のみでの発見ということですが、
これからどうなるかは分かりません。
兵庫県から離れているからいいやと
安心するのではなく、
自分の住む地域にいつ現れてもおかしくない
という認識でいたほうがいいでしょう。
今回の駆除で撲滅できていればいいんですけどね。
外来種って本当に怖いです・・・
ヒアリ以外にもいつ危険な生物が現れるか分かりません。
こういったニュースを聞いたときは要注意です!
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